月月は、いうまでもなく地球のただ一つの天然の衛星です。直径は地球の約4分の1、質量は地球の80分の1ほどで、表面にたくさんのクレーターがあります。 自転をしながら約1ヵ月で地球を1周していますが、自転と公転の周期がほぼ等しいので、いつも同じ面を地球に向けています。 太陽との位置関係で、満ち欠けを繰り返します。 <太陽と月について> ・「古事記」=伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の左の眼から天照大神(あまてらすおおみかみ)、右の眼から月読命(つきよみのみこと)が生まれたと記されている。 ・「日本書紀」=天照大神は、五穀をつかさどる保食神(うけもちのかみ)のところへ月読命を訪ねさせた。 保食神が口から飯や魚をとりだしてもてなしたところ、月読命は怒って、保食神を斬り殺してしまった。 そして、この報告を受けた天照大神も腹を立て、天照大神と月読命はその後、それぞれ昼と夜にわかれて出ることになったという。 ・ギリシャ神話=月の神・アルテミスは、大神ゼウスとレート―との間に生まれた。 日の神・アポロンは双生の兄にあたる。 ・古代中国では、月は嫦娥(じょうが)と呼ばれた。 これは、中国古代の伝説で、仙薬を盗んで月の中に逃げたという女の名に基づく。 |